建立実績
熊本震災復興支援で北岡神社へ
熊本震災後、4月19日にあらき石材さんから援助の依頼を受けて熊本市の北岡神社さんへ行って来ました。 道が混むことを予想して福岡で前泊し、朝6時にホテルを出ましたが、植木インター手前2キロから全く動かず、熊本市の北岡神社さんに着いたのは10時半を回っていました。
祠の修復依頼を受けましたが、写真でおわかりのように元の形が分からない全壊状態でした。
その日は墓地を2ヶ所ほど回り、萩へ帰って来ました。 現地の墓地では、上の写真のような光景が広がっていました。 これを目の当たりにした私は心が折れました。 荒木社長の”ため息”が今でも忘れられません。 何とか力になりたく、熊本入りを決断しました。
まず全てを解体し、基礎を打つために泥出し。4トントラック4台出ました。
クラッシャーを入れて転圧。
200ピッチで配筋をしてコンクリ打設200厚。 塩ビパイプは空気抜きです。
下から石を組みます。 強度を増すため、中にはコンクリを打つので鉄筋を組みます。
石の接合部分にはステンレス合刃を入れ、石材用耐震ボンドで接着します。
強度を増すため、石組内はコンクリ打設。
ここまでが最初の9日間で出来た仕事です。
祠の石組にはドリルで穴を開け、鉄筋を入れ下の石組とズレないよう耐震対策をしています。
屋根は以前、石でしたが木材に変更するそうです。 何とか8日間、合計17日で完成しました。 2回目に入った8日間は雨が多く大変でした。 私の指示不足のため右側2基の祠の目地を入れずに帰ってきてしまい、あらき石材さんには大変ご迷惑をおかけしました。